注:用語
「ボム」:レアや神話レアに置ける、明らかにカードパワーの違う「出たら勝ち」なカードたち。
「基本アーキ」:白青、青黒、黒赤、赤緑、緑白、白黒、白赤、青赤、青緑、黒白の2色デッキ10種類の事。
「決め打ち」:卓に座る前から「基本アーキ」のうちどれか一つだけを選択して、それをドラフトすると決めること。

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…………だから、基本セットのドラフトは、まず「ボム」ありき何だよ。
どんな「ボム」を引いても対処できるように教育するべきだろ。

いえ、ドラフトはデッキの完成度が物を言います。
教え込む「基本アーキ」を例えば3つくらいに絞ってそれの完成形をイメージさせるべきです。

それで「ボム」に対処できなくて負けるってのをおれは今までの基本セットのドラフトで散々経験したんだよ。
だから、「ボム」を柔軟に使う思考こそが教えるべき事だ。

では言いますけど、「ボム」を引かなかったときはどうするんですか。

そのときは負けを覚悟するしかないだろうな。
この環境……ってまだM12は出ていないけど、今までの基本セットドラフトはそうだった。
ましてや、こいつはドラフト経験がまだ未熟なんだぞ!
だったら、いかに「ボム」に頼るかに賭けるのは間違ってない。

彼が未熟なのは否定はしません。
なればこそ、ホントに賭けるのであれば「決め打ち」こそが最高の選択でしょう。
でも、私はそうさせたくない。
「決め打ち」はそのドラフトポッドをぐちゃらせる。

おれもそう思う。だから、10種全ての「基本アーキ」を最低限触っておいて、
「ボム」を引いてから、その中のどれを選択するかという流れが大事だろう。

なるほど。では歩み寄って「ボム」を引かなかったときってのは負けを覚悟してもいいかも知れません。
じゃあ話をちょっとずらして、上家が「ボム」を取った1-2なんかの選択はどうすればいいですか?

それは、「基本アーキ」に点数付けをして、それから選択するだろう。

そう。それって、「ボム」を引けなかった1-1でも成り立ちますよね?
つまり、点数付けが重要なのはお互い変わりませんよね。
で、教育する話に戻りますけど、今から全ての「基本アーキ」に点数を教え込めると、そういうことですか?

間違えるのはしょうがない。
問題は触っているかどうかだ。それだけでもぜんぜん違う。
「ボム」を引いたのに使えない!なんてもったいない事は絶対に避けるべきだ。

手のひらを返すようですが、そうですよね。
私が「基本アーキ」を3つに絞ると始めに言ったのは、3つあれば5色をカバーできるからなんですよ。
例えば白青、黒赤、緑……白としておきましょうか。
その3つに絞れば、点数を覚えるのも3/10で済むし、何よりボムを使える可能性も残る。
もちろん、(この場合)赤緑で生きる「ボム」を引いたときに困るのは変わらないんですけどね。

なるほど……


以下次号(ありません

※この物語はフィクションです。
 実際の会話が元になっているからって、あまり突っ込まないでね。

コメント

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2011年6月29日19:08

息子は段々とプレッシャーを感じてきました。

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